スイムペース計算機とは?
このツールは、任意の距離を泳いだタイムを、共通基準となる100mあたりのペースに換算します。100mペースは、スイマーやコーチが距離の異なる練習の出来栄えを比べるときに使う「ものさし」のようなもの。1500mのタイムトライアルでも、サッと泳いだ200mセットでも、100mあたり・50mあたりのペースと平均速度(km/h)がすぐにわかります。
使い方
泳いだ合計距離をメートルで入力し、ゴールタイムを「分」と「秒」に分けて入力します。あとは計算ボタンを押すだけでペースが表示されます。目標スプリットの設定、シーズンを通じた成長の記録、プール練習とレースの比較など、さまざまな場面で活用できます。
計算式の仕組み
基本となる式はとてもシンプルで、100mあたりのペース = 合計タイム ÷(距離 ÷ 100)です。
$$\text{pace}_{100} = \dfrac{T}{D / 100}$$まず距離を「100mが何本分あるか」に換算し、その本数で合計タイムを均等に割ります。こうして出てくるのが、その泳ぎのペースで100mを進むのにかかる平均タイムです。50mあたりのスプリットはその半分の値、平均速度は同じ泳ぎを時速(km/h)に直したものになります。
$$v = \dfrac{D/1000}{T/3600}$$
計算例
たとえば1500mを30分(1800秒)で泳いだとします。距離は \(1500 \div 100 = 15\) 本分の100mに分けられます。1800秒を15で割ると、
$$\dfrac{1800}{15} = 120 \text{ 秒}$$100mあたり120秒、つまりちょうど2分00秒(2:00/100m)になります。平均速度は
$$\dfrac{1.5 \text{ km}}{0.5 \text{ h}} = 3 \text{ km/h}$$です。
よくある質問
ヤード(yd)でも使えますか? この計算機はメートルを基準にしています。ヤードプールで泳いだ場合は、距離をヤードで入力すれば100ヤードあたりのペースが得られます。計算方法はまったく同じで、変わるのは単位の表示だけです。
なぜ100mあたりなのですか? 多くの練習メニューやインターバルが100mのレペティション(繰り返し)を中心に組まれているため、100mペースは水泳での標準的な基準になっています。これにより、練習の計画も比較も簡単になります。
オープンウォーターでも使えますか? はい。GPSで測った距離と経過時間を入力すれば平均ペースが出せます。ただしオープンウォーターでは、潮流(カレント)やサイティング(進路確認)の影響でペースが一定になりにくい点に注意してください。