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公式

Show calculation steps (2)
  1. Lower Cumulative Probability

    Lower Cumulative Probability: コーシー分布の計算

    P(X <= x) for the Cauchy distribution

  2. Upper Cumulative Probability

    Upper Cumulative Probability: コーシー分布の計算

    P(X > x) = 1 - P(X <= x)

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結果

確率密度
0.159155
コーシー分布の f(x)
Lower cumulative P(X ≤ x) 0.75
Upper cumulative P(X > x) 0.25

コーシー分布とは

コーシー分布(ローレンツ分布、あるいはコーシー・ローレンツ分布とも呼ばれます)は、2つの母数で定まる連続型の確率分布です。1つは位置母数\(x_0\)で、これは分布の山の頂点であり中央値でもあります。もう1つは正の値をとる尺度母数\(\gamma\)で、半値半幅(最大値の半分となる点までの幅)を表します。コーシー分布は「裾が重い(ヘビーテール)」分布として知られており、正規分布とは異なり、平均も分散も定義できないという特徴があります。標準コーシー分布は\(x_0 = 0\)、\(\gamma = 1\)とした分布で、これは自由度1のt分布と一致します。本計算は純粋な数学に基づくため、国や地域を問わず同じ結果になります。

x0でピークを示し、スケールγが半値半幅を表すコーシー確率密度曲線
コーシー分布のPDFは位置x0でピークを示し、スケールγが半値半幅を決めます。

使い方

分布を評価したいパーセント点\(x\)、位置母数\(x_0\)、そして尺度母数\(\gamma\)(必ず0より大きい値)を入力してください。計算結果として、確率密度\(f(x)\)、下側累積確率\(P(X \le x)\)、上側累積確率\(P(X > x)\)が表示されます。標準コーシー分布を計算したい場合は、\(x_0 = 0\)、\(\gamma = 1\)のまま入力してください。

計算式の解説

まず標準化した値\(z = (x - x_0) / \gamma\)を求めます。確率密度は $$f(x) = \frac{1}{\pi\gamma\left(1 + z^2\right)}$$ で表され、これは $$f(x) = \frac{\gamma}{\pi\left[\left(x - x_0\right)^2 + \gamma^2\right]}$$ と等しくなります。累積分布関数は $$F(x) = 0.5 + \frac{1}{\pi}\arctan(z)$$ で、これが下側累積確率を与えます。上側累積確率は単に\(1 - F(x)\)です。arctanの値は\(\left(-\pi/2, \pi/2\right)\)の範囲に収まるため、累積確率は常に0より大きく1より小さい値になります。

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xで分割し、左の下側累積と右の上側累積を塗り分けたコーシー曲線
下側累積P(X≤x)は左側の面積、上側累積P(X>x)は右側の面積です。

計算例

\(x = 1\)、\(x_0 = 0\)、\(\gamma = 1\)とします。このとき\(z = 1\)です。確率密度は $$f(x) = \frac{1}{\pi \cdot 2} = 0.159155$$ となります。\(\arctan(1) = 0.785398\)なので、下側累積確率は $$0.5 + \frac{1}{\pi}\cdot 0.785398 = 0.75$$ 、上側累積確率は\(0.25\)となります。

よくある質問

なぜ平均や分散が表示されないのですか? コーシー分布は裾が非常に重いため、平均も分散も数学的に定義できません。したがって、これらを表示しても意味をなさないためです。

分布の頂点はどうなりますか? \(x = x_0\)のとき、確率密度は最大値\(1 / (\pi\gamma)\)をとり、下側・上側どちらの累積確率も0.5になります。

γが0または負の値だとどうなりますか? 尺度母数は必ず正の値でなければなりません。0以下の\(\gamma\)では分布が定義できないため、入力は受け付けられません。

最終更新: