この計算機でできること
このツールは、山登りやハイキングで消費するカロリーを計算します。運動強度を表す指標であるMETs(メッツ:身体活動の強さを安静時の何倍に相当するかで示した単位)を使った標準的なエネルギー消費量の計算式を採用しており、運動強度は背負う荷物の重さによって変わります。ここで使用しているMETs値は、厚生労働省「健康づくりのための身体活動基準2013」のメッツ表に基づいていますが、計算式そのものは世界共通で広く使われているものです。
使い方
背負う荷物の重さに合った選択肢を選んでください。荷物が重いほど高いMETs値になります。運動時間を分単位で、体重をキログラム単位で入力すると、推定消費カロリーが表示されます。荷物の重さを体重に足す必要はありません。選択したMETs値に荷物の負荷分があらかじめ含まれているためです。
計算式の解説
METsを使った代表的な計算式は次のとおりです。$$\text{消費カロリー(kcal)} = \text{METs} \times \text{体重(kg)} \times \text{運動時間(時間)} \times 1.05$$。1METは安静時の代謝量を表し、METsを掛けることでその活動の運動強度に応じた消費量に換算されます。定数1.05は「1メッツ・時・体重1kgあたりのキロカロリー」を表す慣用的な係数です(1.0を用いる資料もありますが、本ツールでは1.05を使用しています)。計算式は時間(hour)単位を必要とするため、入力された分はまず60で割って時間に変換します。
計算例
たとえば、体重60kgの人が0〜4.1kgの荷物(6.5METs)を背負って90分間ハイキングしたとします。時間を換算すると、\(90 \div 60 = 1.5\)時間。これを式に当てはめると、$$6.5 \times 60 \times 1.5 \times 1.05 = 614.25 \text{kcal}$$ となります。
よくある質問
リュックの重さを体重に足すべきですか? いいえ。荷物が重い区分ほどMETs値があらかじめ高く設定されているため、入力するのはご自身の体重だけで構いません。
どのくらい正確ですか? あくまで概算値です。地形の傾斜や標高、個人の体力や年齢などは考慮していないため、正確な測定値ではなく、おおよその目安としてご利用ください。
なぜ1.0ではなく1.05なのですか? 1METあたり1.05 kcal/(kg・時)という値は、安静時代謝のベースをわずかに考慮した一般的な簡略値です。文献によっては1.0と1.05のどちらも用いられています。