このツールでできること
この給与計算ツールは、給与支払期間ごとの手取り額(税金や各種控除を差し引いた後、実際に口座へ振り込まれる金額)を試算します。対象は米国の給与制度で、FICA(社会保障税+メディケア税)は通常賃金の7.65%とされていますが、税率の入力欄は自由に編集できるため、任意の一律税率でもシミュレーションできます。なお本ツールは累進課税の税率表ではなく単純な割合計算を用いているため、結果はあくまでプランニング用の概算とお考えください(日本の給与制度とは仕組みが異なる点にご注意ください)。
使い方
まず1回の支払期間あたりの総支給額(控除前の給与1回分)を入力し、支払頻度を選びます。続いて連邦税・州税・FICAの各税率をパーセントで入力してください。さらに、健康保険料や401(k)の拠出額など、支払期間ごとのその他の控除額があれば追加します。すると手取り額、各税金の内訳、そして年間ベースの総支給額・手取り額がまとめて表示されます。
計算式の解説
各税金は総支給額に対する割合で算出します。連邦税=総支給額×連邦税率、州税=総支給額×州税率、FICA=総支給額×FICA率。手取り額は、総支給額からすべての税金とその他控除の合計を差し引いた金額です。
$$\text{Net} = \text{Gross} - (\text{Fed} + \text{State} + \text{FICA} + \text{Deductions})$$年間の金額は、1回あたりの金額に年間の支払回数(週払い52回、隔週払い26回、月2回払い24回、月払い12回)を掛けるだけで求められます。
$$\text{Annual} = \text{PerPeriod} \times \text{PayPeriods}$$
計算例
隔週払い(年26回)で1回あたり$2,000を稼ぐとします。連邦税12%、州税5%、FICA 7.65%、その他控除なしの場合を見てみましょう。連邦税=$240、州税=$100、FICA=$153で、税金の合計は$493。手取り額は \(\$2{,}000 - \$493 = \mathbf{\$1{,}507}\)(1回分)となります。年間の総支給額は$52,000、年間の手取り額は$39,182です。
よくある質問
実際の給与明細と一致しますか? これはあくまで概算です。米国の実際の給与計算では累進税率の区分、各種控除(allowances)、上限額(例:社会保障税の課税対象賃金上限)などが適用されるため、実際の源泉徴収額とは差が出る場合があります。
FICAの税率は何%を入力すればよいですか? 従業員負担の標準的な合計税率は7.65%です(社会保障税6.2%+メディケア税1.45%)。
控除は税引き前・税引き後のどちらで扱われますか? このシンプルなモデルでは、総支給額の全額に対して税金を計算した後に控除を差し引きます。税引き前(pre-tax)の項目については、その分を見込んで実効税率を低めに入力して調整してください。