この計算ツールでできること
このツールは、(x, y) のデータ対をまとめた表と、ご自身で記述した2つの数式 \(f(x, y)\)・\(g(x, y)\) を入力として受け取ります。各行の x と y を両方の式へ順番に代入し、f と g の計算結果を表形式で返します。数式を一括で評価したいとき、座標を変換したいとき、表計算ソフトを使わずにルックアップ表を作りたいときに最適です。国や単位の前提を持たない汎用的な数学ツールで、入力はすべて無次元の数値として扱われます。
使い方
表の入力欄にデータを入力します。1行につき1組とし、2つの数値(x のあと y)をカンマ・スペース・タブのいずれかで区切ってください。\(f(x, y)\) と \(g(x, y)\) には、変数 x・y を使って任意の数式を入力できます。表示する桁数も指定できます。使用できる記号・関数は次のとおりです:+ - * / ^(べき乗)、丸かっこ、定数 pi・e、および sqrt、cbrt、abs、exp、ln、log(常用対数)、log2、sin、cos、tan、asin、acos、atan、atan2、sinh、cosh、tanh、floor、ceil、round、sign、min、max、mod。
計算のしくみ
各数式は最初に一度だけ解析されて評価可能な形に変換され、その後すべての行について倍精度(double)のフル精度で計算されます。表示桁数の設定は、画面上に表示される丸めだけを変えるもので、内部計算の精度には影響しません。三角関数はラジアンで動作するため、逆三角関数の結果もラジアンになります。度(°)で表示したい場合は \(180/\pi\) を掛けてください(既定の g がその例です)。逆に度を三角関数へ入力するときは \(\pi/180\) を掛けます。
計算例
\(f = \sqrt{x^2+y^2}\)、\(g = \operatorname{atan}(y/x)\cdot 180/\pi\) として、x=3, y=4 の行を計算すると: $$f = \sqrt{9 + 16} = \sqrt{25} = 5$$ $$g = \operatorname{atan}(4/3) = 0.927295218 \text{ ラジアン}$$ これに \(180/\pi\) を掛けて \(53.1301023541560\) 度となります。x=1, y=1 の行では、\(f = \sqrt{2} = 1.41421356237310\)、\(g = 45\) 度になります。
よくある質問
g の象限(角度の符号)がおかしいのはなぜ? 単純な \(\operatorname{atan}(y/x)\) では符号の情報が失われます。全周(–180°~180°)に対応した正しい偏角を得るには \(\operatorname{atan2}(y,x)\cdot 180/\pi\) を使ってください。
ゼロ除算や負数の平方根を計算するとどうなる? 該当するセルには「undefined」(NaN)または Infinity が表示されますが、表の他のセルはそのまま計算されます。
角度は度(°)で表示されますか? いいえ。三角関数はラジアンで計算します。\(\cdot 180/\pi\) または \(\cdot \pi/180\) を掛けて明示的に変換してください。