この計算ツールでわかること
本ツールでは、体重をもとに2つの目安をすばやく算出します。1つは必要水分量(からだが1日に必要とする水分の量)、もう1つは水分蒸発量(皮膚や呼気から1日に失われるおおよその水分量)です。これは、藤田紘一郎氏の著書『水の健康学』で紹介された、シンプルな四則演算による目安計算です。計算式はどの国でも共通する単純な算術なので、特定の国や地域に限定されるものではありません。対象は成人です。子どもは体重あたりに必要な水分が成人より多くなります。
使い方
体重をキログラム(kg)で、体温を摂氏(℃)で入力してください(おおよそ35〜37.5℃が目安の範囲です)。入力すると、1日あたりの必要水分量と水分蒸発量がただちに表示されます。いずれもmL/日単位で整数に丸めて表示します。体重は0より大きい値を入力してください。
計算式の解説
必要水分量は、単純に体重(kg)× 40で求めます。水分蒸発量は体重(kg)× 15 + 200 ×(体温 − 36.8)で計算し、36.8℃を平熱の基準体温として扱います。体温の項により、発熱時には水分損失が増え、基準より低い場合はわずかに減ります。計算結果がマイナスになる場合は0に補正されます。
$$W_{req} = \text{Body Weight (kg)} \times 40$$
$$W_{evap} = \text{Body Weight (kg)} \times 15 + 200 \times \left(\text{Body Temp (}^{\circ}\text{C)} - 36.8\right)$$
計算例
体重60kg・体温37℃の成人の場合:必要水分量 $$= 60 \times 40 = 2{,}400 \text{ mL/日}$$ 水分蒸発量 $$= 60 \times 15 + 200 \times (37 - 36.8) = 900 + 200 \times 0.2 = 900 + 40 = 940 \text{ mL/日}$$ となります。
よくある質問
「必要水分量」は、すべて飲み水でとる必要がありますか? いいえ。成人が1日にとる水分は複数の経路に分かれます。食事からおよそ1L、体内の代謝でつくられる水(代謝水)が約0.3L、飲料から約1.2Lで、合計するとおよそ2.5L/日になります。この数値は参考情報であり、計算には含まれていません。
なぜ36.8℃を基準にしているのですか? 蒸発量の計算式で平熱の基準体温と想定しているためです。これより高いと推定される損失量が増え、低いと減ります。
子どもにも使えますか? いいえ。このモデルは成人向けです。子どもは一般に体重1kgあたりに必要な水分が多くなります。