この計算ツールでできること
このツールは、米国ジョージア州で働く時給制従業員の週間総支給額を試算します。ジョージア州には独自の残業に関する州法がないため、残業の扱いは連邦法である公正労働基準法(FLSA:Fair Labor Standards Act)によって定められています。FLSAでは、適用除外でない(non-exempt)従業員に対し、1週間の労働時間が40時間を超えた分について、通常の時給の1.5倍以上を支払うことが義務付けられています。なお、日本の労使協定(36協定)のような1日単位での残業規定はなく、あくまで「週40時間超」が基準です。
使い方
時給と、その週に実際に働いた合計時間を入力してください。ツールが労働時間を「通常時間(最初の40時間)」と「残業時間(40時間を超える分)」に自動で振り分け、残業分に1.5倍の割増率を適用したうえで、税金や各種控除前の総支給額(グロス)を計算します。
計算式の解説
通常賃金は、時給に最大40時間までを掛けた金額です。残業代は、40時間を超えた時間に1.5倍の割増率と時給を掛けて求めます。両者を合計すると総支給額になります。
$$\text{支給額} = (\min(\text{労働時間},\,40) \times \text{時給}) + (\max(\text{労働時間} - 40,\,0) \times 1.5 \times \text{時給})$$
計算例
たとえば時給20ドルで、1週間に50時間働いたとします。通常賃金は \(40 \times 20 = 800\) ドル。残業代は \(10 \times 1.5 \times 20 = 300\) ドル。総支給額は \(800 + 300 = \textbf{1{,}100}\) ドルとなります。
よくある質問
ジョージア州に1日単位の残業規定はありますか? いいえ。FLSAが定めているのは1週間で40時間を超えた場合の残業のみで、1日8時間を超えたかどうかは関係ありません。
月給制(サラリー)の従業員も対象になりますか? 残業代の対象となるのは適用除外でない(non-exempt)従業員のみです。月給制の労働者の多くは、職務内容や給与水準によって適用除外(exempt)と分類されるため、ご自身の区分を確認してください。
税金は含まれていますか? いいえ。この試算は、所得税・社会保障税(Social Security)・メディケア(Medicare)などの控除前の総支給額です。