この計算機でできること
テレビやモニターのサイズは「○型(○インチ)」という、画面の対角線の長さを示す数字ひとつで表示されます。しかし対角線の長さだけでは、画面が実際にどれくらい横に広く、どれくらい縦に高いのかは分かりません。それを決めているのがアスペクト比(縦横比)です。このツールは、対角サイズとアスペクト比から画面の実際の幅・高さ・面積を割り出し、インチとセンチメートルの両方で表示します。長方形のディスプレイならどんなものにも使えるため、世界中どこでも同じように計算できます。
使い方
まずアスペクト比を選びます(昔のブラウン管テレビでおなじみの4:3か、現在のテレビやパソコンのほぼすべてに採用されているワイド画面の16:9)。次に画面サイズをインチで入力します。タブレットやスマホなどは小数でも入力できます(例:9.7)。すると幅・高さ・画面面積が表示されます。対角サイズが同じでもワイド画面と従来画面では実寸が異なるので、プルダウンを切り替えて両者を直接比べることもできます。
計算式
アスペクト比を\(R_w:R_h\)、対角線の長さを\(D\)とすると、幅÷高さ=\(R_w \div R_h\)、かつ \(\text{幅}^2 + \text{高さ}^2 = D^2\) が成り立ちます。これを解くと、
$$\text{幅} = D \times \frac{R_w}{\sqrt{R_w^2 + R_h^2}}, \quad \text{高さ} = D \times \frac{R_h}{\sqrt{R_w^2 + R_h^2}}$$となります。面積は単純に
$$\text{面積} = \text{幅} \times \text{高さ}$$です。インチからセンチメートルへの換算には、正確な換算係数 \(1\,\text{インチ} = 2.54\,\text{cm}\) を使用します。
計算例
37インチの16:9画面で考えてみましょう。対角の係数は \(\sqrt{16^2 + 9^2} = \sqrt{337} \approx 18.358\) です。
$$\text{幅} = 37 \times \frac{16}{18.358} \approx 32.25\,\text{インチ}\,(81.91\,\text{cm})$$$$\text{高さ} = 37 \times \frac{9}{18.358} \approx 18.14\,\text{インチ}\,(46.08\,\text{cm})$$面積 \(\approx 585\) 平方インチ(3774平方cm)になります。同じ37インチでも4:3なら \(29.6 \times 22.2\) インチで面積は657平方インチ。横幅は狭く縦は高くなり、従来比率のほうが総面積は大きくなります。
よくある質問
同じインチ数なのに、なぜ16:9のテレビは4:3より面積が小さいのですか? 対角線の長さは固定されていますが、横長の長方形ほど対角線の「持ち分」を横幅に多く使い、高さに割く分が少なくなります。その結果、同じ対角線でも総面積は小さくなります。
ベゼル(枠)も含まれますか? いいえ。この計算は、対角線の長さが表示画面(見える部分)のインチ表記と一致するものとして行います。実際の製品はベゼルや端数処理の関係でわずかに異なる場合があります。
他の比率でも使えますか? 同じ計算式はどんな比率(3:2、16:10、21:9 など)にも使えます。横と縦の数値を当てはめるだけです。