この計算ツールでできること
大工仕事やDIY、住宅のリフォーム・改装、建築作業などで消費するカロリー(kcal)の目安を計算します。算出にはMET(メッツ=運動強度の単位)法を用います。これは生理学で広く使われる方法で、各動作に「安静時の何倍のエネルギーを使うか」を表すMET値が割り当てられています。本ツールのMET値は『改訂版 身体活動のメッツ表』(国際的なCompendium of Physical Activitiesを日本向けに整理したもの)に基づいていますが、計算式そのものは世界共通で使えます。
使い方
プルダウンから、あなたの作業内容にいちばん近い項目を選んでください。MET値はあらかじめ各項目に設定されています。続いて作業時間(分)と体重(kg)を入力すると、推定消費カロリーと、運動強度(メッツ)が表示されます。
計算式の解説
計算式は次のとおりです。$$\text{消費カロリー} = \text{MET} \times \text{体重 (kg)} \times \text{時間 (時間)} \times 1.05$$。1METはおよそ「体重1kgあたり・1時間あたり1.05kcal」に相当するため、これらを掛け合わせると総消費エネルギーが求められます。作業時間は分で入力し、60で割って時間に換算します。なお係数を1.0とする資料もありますが、本ツールでは日本の健康指導で一般的な1.05を採用しています。
計算例
たとえば、作業場での一般的なDIY補修(3.0 MET)を、体重65kgの人が90分行った場合を考えます。時間=\(90 \div 60 = 1.5\)時間。$$\text{消費カロリー} = 3.0 \times 65 \times 1.5 \times 1.05 = 307.13 \text{ kcal}$$となり、運動強度は3.0メッツです。
よくある質問
結果は正確ですか? いいえ。MET値は集団の平均値です。実際の消費量は体力・技術・力の入れ方によって変わります。あくまで目安としてお使いください。医療上の助言ではありません。
なぜ硬い木の手のこぎり作業はカロリーが多いのですか? きつい作業ほどMET値が高く(最大6〜7程度)、軽い仕上げ作業より多くの酸素とエネルギーを必要とするためです。
安静時のカロリーは差し引くべきですか? 本ツールが示すのは、その作業の総消費エネルギーです。純粋な「上乗せ分」を知りたい場合はおおむね1メッツ・時間を差し引けますが、多くのカロリー計算ツールはここで示すような総消費量を表示します。