この計算ツールでできること
このツールは、2024課税年度のカナダ所得税を、連邦税と選択した州・準州の州税を合算して概算します。対象はカナダ国内のみで、2024年の限界税率区分(マージナル・タックス・ブラケット)を使用します。なお、これはあくまでカナダの税制に基づくツールであり、日本の所得税とは仕組みが異なる点にご注意ください。計算は課税所得のみをもとにしており、基礎的人的控除(基礎個人控除など)や各種税額控除、CPP・EI(年金・雇用保険)の拠出、RRSP(登録退職貯蓄プラン)控除は含みません。そのため、実際に納める税額は控除適用後にこれより低くなるのが一般的です。
使い方
年間の課税所得をカナダドル(CAD)で入力し、お住まいの州または準州を選ぶだけ。連邦税、州税、合計税額、手取り収入、実効税率が瞬時に表示されます。
計算式の仕組み
カナダは累進課税(限界税率)方式を採用しています。所得は複数の区分(ブラケット)に分けられ、それぞれの区分ごとに異なる税率が適用されます。各区分について、その区分内に収まる所得 — min(所得, 上限) − 下限 — を算出し、その区分の税率を掛けます。こうして求めた連邦税の合計と州税の合計を足し合わせることで、総税額が決まります。
計算例
たとえば、オンタリオ州で$60,000の所得がある場合を考えてみましょう。連邦税では、最初の$55,867に15%が課され$8,380.05、残りの$4,133に20.5%が課され$847.27、合計$9,227.32となります。州税(オンタリオ州)では、最初の$51,446に5.05%で$2,598.02、残りの$8,554に9.15%で$782.69、合計$3,380.71です。合算した税額は約$12,608.03、実効税率はおよそ21%になります。
$$\text{Total Tax} = \$9{,}227.32 + \$3{,}380.71 = \$12{,}608.03$$
よくある質問
基礎個人控除(Basic Personal Amount)は含まれていますか? いいえ。モデルを分かりやすく保つため、課税所得の総額に対して課税しています。実際の納税額は、基礎個人控除などの還付不可税額控除によって軽減されます。
どの年度の税率区分を使っていますか? 2024年の連邦税および州税の区分を使用しています。
自分の州が一覧にないのはなぜですか? 本ツールは人口の多い主要な州を対象としています。準州や一部の小規模な州については、今後追加していく予定です。