垂直跳び高さ計算ツールとは?
このツールは、ジャンプ中に足が地面から離れている合計時間、つまり滞空時間をもとに、どれだけ高く跳んだかを推定します。基本的な放物運動の物理を使うため、国や競技を問わずどんなアスリートにも使えます。必要なのはストップウォッチか、スローモーション撮影できるスマホだけ。特別な機材はいりません。
使い方
足が地面を離れた瞬間から、再び着地するまでの時間を計測しましょう。その滞空時間を秒単位で入力すると、ジャンプの高さがセンチメートル・メートル・インチで表示されます。
計算式のしくみ
ジャンプは上りと下りが対称になります。上昇にかかる時間と下降にかかる時間は等しいので、滞空時間の合計を\(t\)とすると、片道はそれぞれ\(t/2\)です。重力のもとで到達する最高到達点は\(h = \tfrac{1}{2} \cdot g \cdot (t/2)^{2}\)となり、これを整理すると次の式になります。
$$h = \frac{g \cdot t^{2}}{8}$$ここで\(g = 9.81\ \text{m/s}^2\)です。\(t\)が2乗されているため、わずかな計測誤差でも結果が大きく変わります。滞空時間はできるだけ正確に測りましょう。
計算例
たとえば滞空時間が0.7秒だったとします。すると $$h = \frac{9.81 \times 0.7^{2}}{8} = \frac{9.81 \times 0.49}{8} = \frac{4.8069}{8} = 0.6009\ \text{m}$$ つまり約60.1 cm(およそ23.7インチ)となります。
よくある質問
滞空時間と垂直跳びの高さは同じもの? いいえ。滞空時間は「入力」で、垂直跳びの高さはそこから計算される「出力」です。垂直跳び0.6 mは、おおよそ0.7秒の滞空時間に相当します。
体重は影響する? いいえ。自由落下の状態では、ジャンプの高さは踏み切り時の速度(滞空時間に反映されます)だけで決まり、体重とは無関係です。
立ち上がりリーチ測定と比べて結果が高めに出るのはなぜ? 滞空時間からの推定は、体の重心が純粋な放物運動をすると仮定しています。空中で膝を抱え込んだり、時間を正確に測れなかったりすると、結果が実際より大きくなることがあります。