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公式

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結果

体血管抵抗(SVR)
1,408
dynes·s·cm⁻⁵
SVR(Wood単位) 17.6 WU
MAP(平均動脈圧) 93 mmHg
CVP(中心静脈圧) 5 mmHg
心拍出量 5 L/min
正常範囲 800〜1200 dynes·s·cm⁻⁵

体血管抵抗(SVR)とは

体血管抵抗(SVR:Systemic Vascular Resistance)とは、左心室が血液を体循環へ送り出す際に打ち勝たなければならない抵抗のことです。末梢の細動脈における血管収縮・血管拡張の程度を反映し、集中治療や麻酔管理、ショックの治療において欠かせない血行動態指標のひとつです。SVRは一般にdynes·s·cm⁻⁵(ダイン・秒・cm⁻⁵)で表され、正常値はおおよそ800〜1200 dynes·s·cm⁻⁵とされています。

動脈から静脈までの体循環における血圧勾配の図
SVRは、左心室が血液を体循環へ送り出すために克服しなければならない抵抗を表します。

本計算ツールの使い方

測定した3つの値を入力してください。すなわち、平均動脈圧(MAP、単位:mmHg)、中心静脈圧(CVP、単位:mmHg)、心拍出量(CO、単位:L/分)です。本ツールはSVRをdynes·s·cm⁻⁵とWood単位の両方で算出します。MAPを直接測定していない場合は、(収縮期血圧+2×拡張期血圧)÷3で概算できます。また、心拍出量は熱希釈法や心エコーによって求められることが一般的です。

計算式の解説

$$\text{SVR} = \frac{\text{MAP} - \text{CVP}}{\text{CO}} \times 80$$ 圧差(MAP − CVP)は体循環全体にかかる駆出圧の勾配を表します。これを心拍出量で割ると、Wood単位(mmHg·分/L)での抵抗が得られます。さらに換算係数80を掛けることで、標準的なCGS単位であるdynes·s·cm⁻⁵に変換されます。

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圧差を心拍出量で割った全身血管抵抗の計算式を視覚的に示した図
SVRは圧較差(MAPからCVPを引いた値)を心拍出量で割り、80を掛けた値に等しい。

計算例

たとえば、MAP = 93 mmHg、CVP = 5 mmHg、CO = 5 L/分とします。このとき、$$\text{SVR} = \frac{93 - 5}{5} \times 80 = \frac{88}{5} \times 80 = 17.6 \times 80 = 1408 \ \text{dynes}\cdot\text{s}\cdot\text{cm}^{-5}$$ となります。これは正常範囲をやや上回っており、軽度の血管収縮が示唆されます。

よくある質問(FAQ)

SVRの正常値はどのくらいですか? おおよそ800〜1200 dynes·s·cm⁻⁵です。SVRが低い場合は分布性ショック(敗血症など)が、SVRが高い場合は代償性の血管収縮を伴う循環血液量減少性ショックや心原性ショックが考えられます。

SVRとSVRIの違いは何ですか? SVRI(体血管抵抗係数)は、SVRを体表面積で補正したものです(心拍出量の代わりに心係数を用います)。これにより、体格の異なる患者間での比較がより意味のあるものになります。

Wood単位で表すこともできますか? はい。Wood単位は単純に \(\frac{\text{MAP} - \text{CVP}}{\text{CO}}\) で、係数80を掛けないものです。本ツールでは両方の単位を表示します。

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