年率ROIとは?
年率ROI(年率投資収益率)とは、保有期間全体で得たトータルの収益を、複利を前提とした年あたりの平均利回りに換算したものです。これにより、保有期間が異なる投資同士を、同じ土俵で公平に比較できます。「トータルで50%のリターン」と聞くと立派に思えますが、それが10年かけた成果なら、わずか2年で達成した50%に比べてはるかに見劣りします。年率に直すことで、その差が一目でわかるわけです。
このツールの使い方
当初の投資額、その投資の最終評価額、そして保有期間(年)を入力してください。保有期間は小数でも入力できます(例:1.5年)。ツールはまずトータルROIを計算し、それを複利ベースで年率換算して、1年あたりの平均リターンを表示します。
計算式の解説
まず、トータルROIは(最終評価額 − 当初投資額)÷ 当初投資額で求めます。次に、その結果を保有年数で複利換算します。
$$\text{年率ROI} = \left(1 + \text{トータルROI}\right)^{\frac{1}{n}} - 1$$指数の「1 ÷ n」が、トータルの成長を各年に均等に「ならす」役割を果たします。こうして得た年率でn年間複利運用すると、ちょうど元のトータルリターンと一致するという仕組みです。
計算例
たとえば10,000ドルを投資し、3年後に15,000ドルに増えたとします。
$$\text{トータルROI} = \frac{15{,}000 - 10{,}000}{10{,}000} = 0.5\ (50\%)$$$$\text{年率ROI} = \left(1 + 0.5\right)^{\frac{1}{3}} - 1 = 1.5^{0.3333} - 1 \approx 0.1447$$つまり年あたり約14.47%となります。
よくある質問
年率ROIはCAGRと同じものですか? はい。一括投資(ランプサム)の場合、年率ROIは年平均成長率(CAGR)と一致します。
ROIがマイナスになることはありますか? もちろんあります。最終評価額が当初投資額を下回れば、トータルROIも年率ROIもマイナスとなり、損失が出ていることを示します。
そもそもなぜ年率換算するのですか? 年率に揃えることでリターンの基準が統一され、運用期間の異なる投資同士を直接比較できるようになるからです。