この計算ツールでできること
このツールは、マレーシアの税務上の居住者を対象に、2024賦課年度(YA2024)の個人所得税を概算します。税務はマレーシア内国歳入庁(LHDN)が管轄します。居住者向けの累進税率を適用し、各種人的控除を差し引いたうえで、課税所得が RM35,000 以下の場合に受けられる RM400 のリベートを反映します。なお本ツールは税務上の居住者であることを前提としています。非居住者は一律30%の課税となり、本ツールの対象外です。日本にお住まいの方がマレーシアで所得を得ている場合など、ご自身がどの区分に当たるかをご確認のうえご利用ください。
使い方
年間の総所得、EPF(被雇用者退職基金)または公認基金への拠出額(控除上限 RM4,000)、その他に該当する控除(ライフスタイル、医療、教育など)、そして婚姻区分を入力します。本人分の RM9,000 控除は自動的に適用され、無収入の配偶者を扶養している場合はさらに RM4,000 が加算されます。
計算式の仕組み
まず、課税所得=年間所得−控除合計 を求めます。続いて YA2024 の居住者向け税率を累進的に適用します。RM5,000 まで0%、次の RM15,000 に1%、次の RM15,000 に3%、次の RM15,000 に6%、次の RM20,000 に11%、次の RM30,000 に19%、次の RM300,000 に25%、それ以上の区分には26%・28%・30% が適用されます。最後に、課税所得が RM35,000 以下の場合は RM400(既婚の場合は RM800)のリベートが差し引かれます。
$$\begin{gathered} \text{Tax Payable} = \operatorname{Progressive}(C) - \text{Rebate} \\[1.5em] \text{where}\quad \left\{ \begin{aligned} C &= \text{Income} - 9000 - \min\!\left(\text{EPF},\,4000\right) - \text{Reliefs} \\ \text{Rebate} &= 400 \;\text{ if } C \le 35000 \end{aligned} \right. \end{gathered}$$
計算例
独身の納税者が RM60,000 を稼ぎ、EPF が RM4,000 だとします。控除=RM9,000+RM4,000=RM13,000 となり、課税所得=RM47,000 です。税額=0+(15,000×1%)+(15,000×3%)+(12,000×6%)=150+450+720=RM1,320 となります。課税所得が RM35,000 を超えるためリベートは適用されず、納税額は RM1,320 です。
$$\text{控除} = 9000 + 4000 = 13000$$$$\text{課税所得} = 60000 - 13000 = 47000$$$$\text{税額} = 0 + (15000 \times 1\%) + (15000 \times 3\%) + (12000 \times 6\%) = 150 + 450 + 720 = 1320$$
よくある質問
EPF控除には本当に上限があるのですか? はい。EPF と生命保険料を合わせた控除は、YA2024 では RM4,000 が上限です。
RM400 のリベートは誰が受けられますか? 課税所得が RM35,000 以下の居住者です。無収入の配偶者がいる場合は、さらに RM400 が加算されます。
この金額は公式なものですか? いいえ。あくまで計画立案のための概算です。正確な金額は必ず LHDN または税務の専門家にご確認ください。