このトラッカーでできること
このツールは、あなたの実際の妊娠中の体重増加を、妊娠の段階に応じた推奨増加量と比較します。推奨値は米国医学研究所(IOM、2009年)のガイドラインに基づいており、妊娠前のBMI(体格指数)に応じて異なる目標値が設定されています。なお、これはあくまで目安であり、日本の妊婦健診で示される増加目標とは異なる場合があります。医師や助産師のアドバイスに代わるものではありませんので、参考程度にご利用ください。
使い方
妊娠前のBMIカテゴリーを選び、現在の妊娠週数、妊娠前の体重、現在の体重(すべてキログラム単位)を入力してください。計算ツールが、現在の週数における推奨増加量、実際の増加量、そしてその差を表示します。
計算式の仕組み
妊娠初期(第1三半期)には、わずかな一定の基本増加量が加わります。13週目以降は、毎週一定のペースで体重が増えていくことが想定されます。推奨値 = 基本増加量 + 週あたりの増加率 × (週数 − 13)。そして、その差は単純に 実際 − 推奨値 で求められます。差がプラスなら推奨より速いペース、マイナスなら遅いペースで増えていることを意味します。
$$\Delta = \left(\text{Current} - \text{Pre-Preg}\right) - G_{exp}$$
$$G_{exp} = b + r\left(\text{Week} - 13\right),\ \ \text{Week} > 13$$
使用している基本増加量と週あたりの増加率は次のとおりです。低体重:基本2.0 kg、0.51 kg/週/普通体重:基本1.6 kg、0.42 kg/週/過体重:基本1.0 kg、0.28 kg/週/肥満:基本0.5 kg、0.22 kg/週。
計算例
妊娠前のBMIが普通体重で、妊娠20週目の女性を例に考えてみましょう。妊娠前は60 kg、現在は65 kgとします。推奨増加量 $$= 1.6 + 0.42 \times \left(20 - 13\right) = 1.6 + 2.94 = 4.54 \text{ kg}.$$ 実際の増加量 \(= 65 - 60 = 5 \text{ kg}\)。差 \(= 5 - 4.54 = 0.46 \text{ kg}\) となり、目標をわずかに上回っています。
よくある質問
双子の場合でも正確ですか? いいえ。この数値は単胎妊娠を対象としています。多胎妊娠では推奨される増加範囲がより大きくなります。
妊娠初期(第1三半期)の場合は? 13週目より前は、週数に比例して基本増加量を調整して計算します。
目標から外れていると心配すべき? 小さな差は自然なことです。ただし、差が大きい状態が続く場合は、かかりつけの医療機関に相談しましょう。