この計算ツールでできること
このツールは、底辺 a(角に隣り合う辺)と、底辺と斜辺の間にできる傾斜角 θがわかっているときに、直角三角形を解きます。求められるのは斜辺 c と高さ b(角の対辺)です。純粋な三角関数による計算なので、mm・cm・m・インチなど、長さの単位をそろえて入力すればどの単位でも、どの国の現場でも利用できます。
使い方
底辺の長さと、角度を十進法の度数で入力すると、斜辺と高さが表示されます。木工やDIYのけがき、道路やスロープの勾配(こうばい)計算、CNCのVカット深さ、見通し距離の概算など、幅広い場面で役立ちます。角度が「度・分・秒」で示されている場合は、先に十進度へ換算してください。十進度 = 度 + 分/60 + 秒/3600 です(例:5度12分6秒 = 5 + 12/60 + 6/3600 = 5.2017度)。
計算式の解説
直角三角形では、直角は底辺 a と高さ b の間にあります。角 θ は底辺 a と斜辺 c の間の角です。したがって a は θ に隣接する辺、b は θ の対辺となり、\(\cos\theta = a / c\)、\(\sin\theta = b / c\)、\(\tan\theta = b / a\) という基本関係が成り立ちます。これを変形すると、次の実用的な式が得られます。
$$c = \frac{a}{\cos\theta}, \qquad b = a \cdot \tan\theta$$三角関数を計算する前に、角度はラジアンに変換します(\(\theta_{rad} = \theta \times \frac{\pi}{180}\))。
計算例
a = 1、θ = 30度のとき:\(\cos 30 = 0.8660254\) なので、$$c = \frac{1}{0.8660254} = 1.154701$$\(\tan 30 = 0.5773503\) なので、$$b = 1 \times 0.5773503 = 0.577350$$となります。a = 10、θ = 45度のとき:$$c = \frac{10}{\cos 45} = 14.142136, \qquad b = 10 \times \tan 45 = 10$$です。
よくある質問
なぜ角度は90度未満でなければならないのですか? ちょうど90度では \(\cos\theta = 0\) となり、\(c = a / 0\) が定義できず、三角形が成り立たなくなります。有効な入力範囲は \(0 \le \theta < 90\) です。
計算結果の単位は何ですか? 入力した底辺と同じ単位です。計算は単位に依存しないため、底辺をミリメートルで入力すれば、斜辺も高さもミリメートルで求められます。
底辺を0にできますか? 底辺が0だと三角形は1点につぶれ、\(c = 0\)、\(b = 0\) になります。実際の三角形を扱うには、正の長さを入力してください。