このシミュレーターでできること
このツールは米国(US)の老後資産設計を前提としています。希望する年間支出と、年金や社会保障給付(Social Security)からすでに受け取れる収入との「差額」をまかなうために、リタイア開始時点で用意しておくべき総資産額を試算します。広く知られる「4%ルール」の考え方を採用しており、安全な取り崩し率(safe withdrawal rate)から逆算して、積み立てておくべき資金額を求めます。なお、日本の公的年金やNISA・iDeCoなど、お住まいの国の制度とは前提が異なる点にご注意ください。
使い方
希望する年間の老後収入、見込まれる年間の年金額、年間の社会保障給付(Social Security)の見込額、そして安全な取り崩し率(一般的には3.5〜4%)を入力します。本ツールは、目標金額から確実に得られる収入を差し引いて「収入ギャップ」を算出し、それを取り崩し率で割ることで、貯蓄でまかなうべき一括資金を導き出します。
計算式の解説
まず収入ギャップを次のように計算します。ギャップ=希望収入 − 年金 − 社会保障給付。確実に得られる収入だけで必要額をすでにまかなえる場合、ギャップはゼロになります。必要資産額は次の式で求めます。$$\text{必要資産} = \frac{\text{希望収入} - \text{年金} - \text{社会保障給付}}{\text{取り崩し率 (\%)} / 100}$$取り崩し率が4%であれば、年間ギャップ1ドルにつき25ドルの貯蓄が必要になる計算です(\(1 \div 0.04\))。
計算例
たとえば年間60,000ドルの支出を希望し、社会保障給付(Social Security)から20,000ドルを見込み、年金はなし、取り崩し率を4%とします。ギャップは\(60{,}000 - 20{,}000 = 40{,}000\)ドルです。これを0.04で割ると、必要な老後資金は1,000,000ドルとなります。$$\frac{40{,}000}{0.04} = 1{,}000{,}000$$
よくある質問(FAQ)
4%ルールとは? リタイア初年度のポートフォリオから毎年およそ4%を取り崩し(その後はインフレに応じて調整)、30年間にわたって資金が枯渇するリスクを低く抑えられる、という目安のことです。
もっと低い率を使うべき? 近年は、リタイア期間が長い場合や保守的に見積もる場合に3.0〜3.5%を推奨するプランナーも増えています。率を下げると、必要な資産額はその分大きくなります。
インフレや税金は考慮されている? いいえ。本ツールは現在の貨幣価値(今のドル)を基準とした簡易試算で、税金は考慮していません。結果はあくまでプランニングの出発点としてお使いいただき、投資・税務の助言ではない点にご留意ください。