ローン総費用計算ツールとは?
お金を借りるとき、表面に出ている金額だけがすべてではありません。ローンの総費用とは、ローン完済までに実際に支払う金額の合計です。借りた金額(元金)、支払う利息のすべて、そして事務手数料や取扱手数料といった初期費用が含まれます。この計算ツールはこれら3つをまとめて算出するため、低い表面金利に惑わされることなく、複数のローン条件を同じ土俵で比較できます。
なお、本ツールは米ドル建ての例を用いていますが、計算式(元利均等返済)は世界共通です。日本の住宅ローンやマイカーローン、カードローンなどでも、利率・期間・初期費用を入力すれば同じように総支払額を試算できます。
使い方
借入金額、年利、返済期間(年数)、そして一度だけかかる手数料を入力します。すると毎月の返済額(固定)、返済総額、生涯の利息総額、そして手数料を含めた総費用が自動で計算されます。入力値を変えれば、返済期間を短くしたり金利を下げたりすると最終的な負担がどう変わるかを、その場で確認できます。
計算式の解説
まず、標準的な元利均等返済の計算式で毎月の返済額を求めます。$$PMT = P \cdot \frac{r}{1-(1+r)^{-n}}$$ここで\(P\)は元金、\(r\)は月利(年利 ÷ 12 ÷ 100)、\(n\)は返済回数(年数 × 12)です。返済総額は\(PMT \times n\)で求められます。利息総額はこの返済総額から元金を差し引いた金額で、総費用はそこに初期手数料を加えたものになります。
計算例
20,000ドルを年利6%、5年(60か月)で借り入れ、手数料が500ドルかかるケースを考えます。月利は0.5%となり、毎月の返済額は約386.66ドルです。60か月で返済総額は約23,199.36ドル、そのうち利息は3,199.36ドルになります。これに手数料500ドルを加えると、ローンの総費用は約23,699.36ドルとなります。
よくある質問
すべての手数料が含まれますか? 入力した初期手数料は含まれます。保険料や延滞手数料といった継続的・変動的な費用は計算に含まれていません。
どの金利を入力すればよいですか? 名目年利(手数料を含まない年利)を入力してください。ツール内部で自動的に月利へ換算します。
金利が0%の場合はどうなりますか? その場合は元金を返済回数で均等に割るだけなので、利息総額はゼロになり、総費用は元金+手数料と等しくなります。