MCPで接続 →

計算を入力してください

公式

広告

結果

最終利回り(YTM)の概算
7.08%
満期まで保有した場合の年率換算リターン
年間クーポン額 $60
直接利回り(カレントイールド) 6.52%

最終利回り(YTM)とは?

最終利回り(YTM:Yield to Maturity)とは、債券を今日購入し、満期まで保有した場合に得られる年率換算のトータルリターンを指します。クーポン(利息)がすべて予定どおり支払われることを前提に算出され、受け取るクーポン収入だけでなく、購入価格と満期に受け取る額面との差から生じる損益(キャピタルゲイン・ロス)も織り込んでいます。本ツールでは、教科書でも広く紹介されているYTMの近似計算式を採用しています。債券価格の方程式を反復計算(イテレーション)で解くことなく、すばやく実用的な概算値が得られるのが特長です。

時間経過に伴う債券のキャッシュフロー図。クーポン支払いと額面の返済を示す
債券は定期的にクーポンを支払い、満期に額面金額を返済します。

このツールの使い方

債券の額面(満期時に償還される金額。多くの場合 $1,000)、実際に支払う現在価格年間クーポンレート(%)、そして残存年数を入力してください。年間クーポン額、直接利回り(カレントイールド)、最終利回り(YTM)の概算値が瞬時に表示されます。

計算式の解説

近似YTMの計算式は次のとおりです:

$$\text{YTM} = \frac{C + \dfrac{\text{Face} - \text{Price}}{\text{Years}}}{\dfrac{\text{Face} + \text{Price}}{2}} \times 100\%$$

ここで \(C\) は年間クーポン額(金額)、\(F\) は額面、\(P\) は購入価格、\(n\) は残存年数です。分子はクーポン収入に、1年あたりの平均的なキャピタルゲイン・ロスを加えたもの。分母は購入価格と額面の平均値で、保有期間中に投じられている資金のおおよその水準を表します。

広告
概算最終利回りの公式の構成要素を視覚的に分解した図
概算YTMの公式は、クーポン収入と平均化したキャピタルゲインまたはロスを組み合わせます。

計算例

たとえば、額面 $1,000、価格 $920、年間クーポンレート 6%、残存年数 10年の債券を考えます。年間クーポンは $60 です。

$$\text{YTM} \approx \frac{60 + \dfrac{1000 - 920}{10}}{\dfrac{1000 + 920}{2}} = \frac{60 + 8}{960} = \frac{68}{960} = 0.07083$$

すなわち約 7.08% となります。

よくある質問(FAQ)

近似式の精度はどのくらい? 通常、実際のYTMとの差は0.数%程度に収まり、複数の債券をすばやく比較するには十分です。厳密なYTMを求めるには反復計算による求根が必要になります。

YTMと直接利回り(カレントイールド)の違いは? 直接利回りは「クーポン ÷ 価格」だけで計算され、満期時の損益は考慮しません。一方でYTMはその損益も含めたトータルリターンを表します。

この例でYTMがクーポンレートより高いのはなぜ? 債券が額面を下回る価格(ディスカウント)で取引されているためです。投資家はクーポン収入に加えて、価格と額面の差額分の利益も得られるため、トータルのリターンが押し上げられます。

最終更新: