1ドルの将来価値表(FVIF)とは?
将来価値係数(FVIF:Future Value Interest Factor)表とは、1ドルが複利でどのように増えていくかを示す早見表です。各セルには係数 \((1 + i)^n\) が入り、i は1期間あたりの利率、n は複利が適用される期間数を表します。現在価値を1ドルに固定しているため、この係数そのものが将来価値になります。つまり、任意の金額に該当セルの値を掛けるだけで、その将来価値が求められます。この表は通貨・税制・国ごとのルールに依存しない純粋な複利計算なので、どの国・どの通貨でもそのまま使える普遍的なツールです。
作成ツールの使い方
表の形と刻み幅を次のように設定します。
- 列数(Columns)と開始利率(%)、利率の増分(%)で、表の上部に並ぶ利率の見出しが決まります。
- 行数(Rows)と開始期間(Starting Period)、期間の増分(Increments)で、左端に並ぶ期間数(n)が決まります。
k番目の列は 開始値 + k × 増分(%)の利率、j番目の行は 開始期間 + j × 増分 の期間数になります。列は最大20、行は最大50まで設定できます。これらをまとめると次のようになります。
計算式の解説
すべての基礎となるのは複利成長係数です。各見出しのパーセントを100で割って小数に変換し(3% → 0.03)、\((1 + i)\) を \(n\) 乗します。結果は単位を持たない無次元の数値で、1ドルが何倍になるかを示します。
$$\text{FVIF} = (1 + i)^n$$
計算例
初期設定(列数=3、開始利率=3%、利率増分=0.25%、行数=10、開始期間=10、期間増分=1)の場合、列は 3.00%、3.25%、3.50% となります。n=10・i=3.00% のセルは \((1.03)^{10} = 1.34392\)。n=10・i=3.50% では \((1.035)^{10} = 1.41060\)。n=19・i=3.50% では \((1.035)^{19} = 1.92250\) です。
よくある質問
1ドルより大きい将来価値を求めるには? 該当するFVIFのセルの値に元の金額を掛けます。たとえば5,000ドルを年3%で10年間運用する場合:\(5000 \times 1.34392 = 6{,}719.58\)ドルとなります。
月複利のときは何%を入力すればいい? 1期間あたりの利率を入力します。年12%・月複利なら 1% を入力し、n を月数として数えます。
増分を0にできますか? 利率の増分は0でも構いません。その場合、すべての列が同じ利率になります。ただし期間の増分は最低でも1にする必要があります。