このシミュレーターでできること
「繰上返済シミュレーター」は、毎月少しだけ多めに返済することで、ローンの完済がどれだけ早まり、支払う総利息がどれだけ減るかを試算するツールです。現在のローン条件と新しいシナリオを比較し、返済月数・毎月の返済額・総利息の差を表示します。毎月複利で計算する一般的な元利均等ローンであれば、自動車ローン・フリーローン(個人向けローン)・教育ローン・住宅ローンなど幅広く対応し、通貨はどれか1つに統一して使えます。
※金額は米ドル($)建てで表示されますが、計算式は通貨に依存しません。日本円など他の通貨でも、同じ単位でそのまま入力すれば結果は同様にお使いいただけます。
使い方
まずモードを選びます。追加で繰上返済する(Make Extra Loan Payments)では、毎月いくら上乗せして返済するかを入力すると、短縮後の返済月数と節約できる利息を計算します。返済期間を短縮する(Reduce Loan Term)では、希望する返済月数を入力すると、その期間で完済するために必要な毎月の返済額を逆算します。続いて、現在のローン残高、年利(パーセント)、現在の毎月の返済額を入力してください。
計算式の解説
月利は \(i = \text{年利} / 100 / 12\) で求めます。残高を完済するまでの返済回数は $$n = \dfrac{-\ln\!\left(1 - \dfrac{PV \cdot i}{PMT}\right)}{\ln(1 + i)}$$ です。毎月の返済額は初月の利息を上回る必要があり(\(PMT > PV \cdot i\))、これを満たさないと残高はいつまでも減りません。総利息は、ローンを1か月ずつシミュレーションして算出します。各月の利息は「残高 \(\times\) \(i\)」で、返済額の残りが元金に充当され、最後の返済額は残高がちょうどゼロになるよう調整されます。
計算例
残高 $25,000、年利 3.125%、現在の返済額 $550、追加返済 $200 の場合。月利は \(0.0026042\) です。$550 のままだと完済まで約 48 か月かかり、利息は約 $1,642。$750 に増やすと約 35 か月で完済でき、利息は約 $1,186 になります。つまり13 か月(約 1 年 1 か月)の短縮と、約 $456 の利息節約になります。
よくある質問
なぜ返済期間が「整数の月数」に丸められるのですか? 正確な返済回数はたいてい小数になりますが、実際の返済期間は最も近い整数の月数で表され、最後の1回だけ返済額がやや少なくなります。
他のツールと数ドル違うのはなぜですか? このツールは利息を1か月ずつシミュレーションするため、最後の端数返済まで正確に反映でき、概算式(クローズドフォーム)よりも精度が高くなります。
返済額が少なすぎるとどうなりますか? 毎月の返済額が初月の利息以下だと、ローンは永遠に完済できません。その場合はその旨をお知らせします。